スポーツブランドが拡張現実(AR)に全力投球

ファストフード・ブランドの次は、ナイキ、プーマ、アディダス、ザ・ノース・フェイスといった大手スポーツ・ブランドが、拡張現実を使って顧客にユニークで独創的な体験を提供する番だ。ブランドの宣伝であれ、新モデルの紹介であれ、ショップでのインタラクションの創出であれ、これらの企業は拡張現実が提供するあらゆる可能性を活用している。

ナイキがAR(拡張現実)に乗り出す

1.ナイキフィットツールで理想的なシューズサイズを見つける

2019年から、ナイキはモバイルアプリでナイキフィットツールを提供している。アンドロイドとiosで利用可能なこのツールは、AR(拡張現実)により、顧客が自分に最も合った靴のサイズを選ぶのを助ける。ナイキ・フィット・ツールは店頭でも販売されており、新しいスニーカーを購入する際に欠かせないツールとなっている!販売スタッフによる専門的なアドバイスも、この新しいツールの使い方をサポートします。

ナイキフィットツール拡張現実

機械学習とスマートフォンのカメラを使って、ナイキ・フィット・ツールは顧客の足をスキャンし、正確なサイズを決定する。さらに、ランニングシューズとクラシックシューズのどちらを希望するかに応じてサイズを調整する。正しいサイズを見つけるまでに何度も試着する必要がなく、時間の節約になる。

2.拡張現実でナイキをカスタマイズしよう

フランスの新興企業 スマートピクセル はナイキのために特別に、顧客が自分だけの一足をカスタマイズできるツールを開発した。パリのシャンゼリゼ通りにあるナイキのショップに、2台のマッピング端末が設置された。 

NikeIDシステムは、まさにオンラインスタジオであり、顧客は自分のイマジネーションをそのままに、自分だけのナイキシューズを作ることができる。色、パターン、仕上げなど、つまり拡張現実を使ってできることすべてを選ぶことができる。

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プーマ:拡張現実のビジョン

1.拡張現実トレーナー

プーマはまた、新しいLQD CELL Origin ARシューズの発表の一環として、AR(拡張現実)を試している。代理店によって作成された インファントリーこのアプリケーションでは、ユーザーがゲームで遊んだり、AR(拡張現実)フィルターを使って靴に命を吹き込むことができる。最も印象的なフィルターは、靴が燃えるものだ。スマートフォンの画面上にイオンペアが表示されると、拡張現実機能が解除される。

2.プーマショップの拡張現実

より没入感のある体験を提供するために、プーマは、ドイツブランドのショップを訪れた顧客が拡張現実を利用できるようにすることで、限界に挑戦している。プーマのアプリを使って、店内にあるQRコードをスキャンすると、マスコットが店内を案内してくれる。そして、プーマの新コレクションのシューズのラベルをスキャンすることで、AR(拡張現実)コンテンツを楽しむことができる。

アディダスが新しい「アディダス オリジナルス ZX 2K BOOST ピュア」をプロモーション

アディダス オリジナルスの新トレーナー「ZX 2K BOOST Pure」の発売を記念して、グローバルスポーツブランドのアディダスとネットワーキング・プラットフォームのSnapchatがAtomic Digital Designとコラボレーションし、Snapchat上で初のバーチャル試着体験を実現した。この画期的な体験は、新しいZX 2K BOOST Pureの3Dバージョンを通して、ユーザーに完全な没入感を提供する。

Snapchatで公開されている「ZX Lens」は、ユーザーを瞬時にアディダスZXの研究室に連れて行く。カメラを足元に向けると、ZX 2K BOOST Pureが一歩一歩形になっていく様子をリアルタイムで見ることができる。

ザ・ノース・フェイスがスナップチャットとコラボ

2015年5月より、ザ・ノース・フェイスはOculus RiftとGoogle Cardboardプラットフォームでのバーチャルリアリティを専門とするJaunt社と提携している。このパートナーシップは、ザ・ノース・フェイスの店舗にOculus Riftヘッドセットを導入することを目的としている。ブロードウェイ店では、顧客が拡張現実ヘルメットを試せるエリアが設けられている。ヘルメットをかぶると、360度映像が起動し、クライミング、スノーボード、ベースジャンプなどのアクティビティに没頭できる。

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